記事概要
マイナンバーカードの交付率が上がってきており、総務省の資料によると令和6年4月30日現在の人口に対する保有者数が73.7%まで増えたそうです。
大人であれば身分証で提示する機会もあるため保持している人が多くなていますが、産まれたばかりの赤ちゃんはどうなのでしょうか。
オグロも、長男が産まれてからマイナンバーカードを作るか迷っていましたが、何かと便利なため、結局作成してきました。
今回の記事では、赤ちゃんのマイナンバーカードを作成するか迷っている方に対しどのような必要性があるのかを紹介し、実際に作って使ってみたのでその実例を報告したいと思います。
マイナンバーカードの必要性
そもそも赤ちゃんって、マイナンバーカードが必要なのか疑問ですよね。少なともオグロは、顔や体格も急成長するため、身分証として本当に適しているのか疑問に思っています。
そのせいもあってか、2024年秋以降は申請時に1歳未満の場合、顔写真が不要となるそうです。(総務省リンク)
そして作成は義務ではないため、作成するか迷っている人もいるかと思います。
しかし、赤ちゃんの時だけでなく今後成長すると何かとマイナンバーカードを使う必要性が出てきますので、今回は何に使えるか、などカードを作成するメリットをご紹介したいと思います。
本人確認書類として使用する
これが最も使うことが多いのではないでしょうか。赤ちゃんの場合、身分を証明する際は健康保険証をよく使用するかと思います。しかし、健康保険証一つでは足りない場合もあり母子手帳等追加での提示が求められる場合があります。何なら大丈夫なのか、いちいち調べて複数もっていくのは手間ですよね。
マイナンバーカードであれば、顔写真付きの身分証となりマイナンバーカード1つで事足りるようになります。
主に使用する用途は以下のタイミングかと思います。
- 銀行口座の作成
- パスポートの作成
- 携帯電話の契約
- 金融サービス(〇〇ペイ等)・フリマアプリの利用
- 施設利用のための身分提示・年齢確認
- Etc.
コンビニで住民票を取得できる
これもうれしいメリットになります。住民票提出を求められた際、都度都度市役所へ出向いて発行してもらうのは面倒です。これがコンビニで発行できるのはありがたい。
赤ちゃんではないですが、大人の私が一番マイナンバーカードを活用しているタイミングがこれです。
健康保険証として使える
対応している医療機関や薬局でマイナンバーカードを保険証として使用することができます。ただし、医療費免除を受ける際は、医療証が別途必要なので合わせて持参する必要があります。
さらに、マイナンバー健康保険証を利用する主なメリットは以下の通りです。
- 医療機関の受付対応が早くなる
- 引っ越し時に必要な健康保険証の切り替え手続きが不要になる
- マイナポータルで健康診断、薬剤の処方に関する情報が閲覧できるようになる
- 高額療養費制度の手続きが簡単になる
マイナポータルの機能を使うことができる
マイナポータルの機能を使って、行政手続きをオンラインで申請できる「マイナポータル」が利用できます。マイナポータルでは、児童手当の申請、医療証の発行、保育所の入所申請など子育てに関するさまざまな申請がアプリ等のオンライン上で済ませることができます。
これも、都度市役所などへ出向く必要がなくなるため、うれしいメリットになります。
長男のマイナンバーカードを作ってみた
メリットを調べると、やっぱ作っといた方がいいな。
そう思い早速長男のマイナンバーカードを作り、使ってきました。
生後1カ月半ほど経つとマイナンバーの通知書が届いたので、長男のマイナンバーカード作成と実際に使用してきたオグロの実例を紹介しようと思います。
手続きの方法は以下のリンクを参考にしています。
手続き準備:顔写真の作成
手続きをするため準備するものが顔写真です。これが最初にして最大の難敵。
顔写真は以下の条件での撮影が必要となります。
- 最近6ヶ月以内に撮影
- 正面、無帽、無背景のもの
- 白黒の写真でも可
これは問題ありません。加えて、不適切な写真の例として、以下の注意事項があります
- 顔の位置が偏っている
- 顔が横向き
- 顔が左右に傾いている
- 平常の顔貌と著しくことなる
- Etc.
おいおい、どうやったら正面向いてる平常時の赤ちゃんを撮影するんだ。。。
そうなんです、赤ちゃんって基本的に寝ていて目をつむっている、起きていても泣いていたりと平常時のシャッターチャンスってなかなかないんですよね。
乳児は立てないので、シーツの上で撮影すれば良いとなっています。そのため、機嫌のよい時にシーツを敷いたベッドに乗せ撮影しようとしても、ベッドに乗せたとたん動いたり泣いたりしてなかなかチャンスがありませんでした。この月齢だとおもちゃにも反応しないためベッドの上であやすこともできず、とにかく子供の機嫌待ちです。
おとなしくなった時を見計らって、目を開けさせ顔を正面に向かせるも、保持できるのは一瞬。シャッターを切るときにはもうそっぽを向いています。
そんななかで活用したのがカメラの連写機能でした。妻と連携をとり、正面を向かせている最中から撮影し何とか正面を向いたところを撮影時間に収めました。
その中で、やっとこれなら大丈夫かなと思われる品質のものがなんとか取れました。
スマホで申請手続き
マイナンバーカードの通知書に申請用のQRコードが付属しているので、そのQRコードをスマホで読み取りWeb上で申請をします。(個人番号通知書を紛失した場合も、「マイナンバーカード総合サイト」の「マイナンバーカードを申請する」ページにアクセスすれば手続きできます。)
撮影した写真が大丈夫なのか心配になりながら、必要事項を記入して申請ボタンを押すと登録したメールアドレス宛に申請を受け付けたメールが届きます。
申請方法の詳細は先ほどリンクを記載したマイナンバーカード総合サイトをご参考ください。
スマホで交付予約
無事申請が通ると1カ月ほどで交付通知書(はがき)が届きました。その際、交付するために予約が必要なため添付の交付案内よりQRを読み込み予約サイトへアクセスします。
予約サイト上で予約に通知書に記載されている予約番号、交付者の誕生日、メールアドレスを記入すると、記載されたメールアドレス宛に予約用のURLが送付されます。
予約用のURLへメールからアクセスし、受け取り日時を選択します。
予約手続きが完了すると、受付番号、予約日時、予約確認サイトのパスワードがメールで通知され予約完了となります。
マイナンバーカードの受け取り
受け取り日時に指定の受け取り場所へ出向きます。
その際の所持品は以下となります。
- 個人番号の通知カード
- 交付通知書(はがき)
- 戸籍謄本(住所と同じ区で発行したため今回は不要)
- 保険証、医療証(本人確認で使用)
- 親(私)の免許証(保護者確認用)
受け取り場所で名前を伝え、受け受け担当へ交付通知書と通知カードを手渡します。その際に身分確認のため親の免許証と、長男の保険証と医療証で身分確認を実施しました。
その後、交付ブースへ案内され、できあがったマイナンバーカードと写真を見比べます。この際、結構顔が変わっているのに大丈夫かと心配になりながら下記人してもらいました。
カードの記載されている写真や氏名等のが記載に問題ないことを確認して、暗証番号を設定します。その際、赤ちゃんの場合は4桁の数字のみの設定でした。
署名用電子証明書用暗証番号(半角の6文字から16文字英数字が混在したもの)は今回設定不要でした。
こうして無事マイナンバーカードを取得することができました。
マイナンバーカードで早速銀行口座を作ってみた
交付されれば使ってみたくなるものです。そこで、長男の銀行口座を作成すべく最寄りの銀行へ向かいます。(この際は長男はお留守番)
案内係に要件を伝えると早速、
「マイナンバーカード等の身分証明書はお持ちですか?」と聞かれます。
マイナンバーカードをもってきています
(キリ!!)
ふふふ、持っていますとも。早速つかいますとも。
やはり、マイナンバーカードを持っていると話が早く申請書の記載を促され番号札をもらい手続きを待ちます。
作成窓口で身分証確認が行われるため、代理人である私の免許証と長男のマイナンバーカードを提出。
その後、内容説明、クレジットカードの暗証番号設定、キャッシュカードの絵柄設定などをおえ無事に預金通帳を発行してもらえました。(キャッシュカードは後日送付だそうです)
いかがでしたでしょうか。
このように、すぐにでもマイナンバーカードを使用する機会は出てくるのでオグロはカードを作成しました。皆さんもこの記事をご参考にマイナンバーカードの作成を検討していただければ幸いです。
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